91歳のおばあちゃんが8年の歳月をかけて
描いたマンガの本が出来ました。
 


『おばあちゃんのまん画かん』
 
西村明美 著
単行本: 120ページ
定価:¥1,800(税別)
出版社: 株式会社パイレーツ大阪
ISBN-10: 499080841X
ISBN-13: 978-4990808419
発売日: 2015/9/1

~西村明美 著者インタビュー~
 
Q.いつから描き始めたか?
A.平成19年4月からです
 
Q.キッカケは?
A.主人7回忌法要を済ませ、一念発起しました
 
Q.どうしてマンガにしようと思いましたか?
A.字が書けなくなり、マンガなら描けそうと思いました
 
Q.どういう目的ですか?
A.近所の人、子、孫、親戚、知り合いに読んでもらいたい
 
Q.続けている理由は?いつまで描き続けたいですか?
A.頭を使う為、描ける間は描き続けたい。
 
Q.読者の方々へ
A.沢山の方が待っていてくれるので嬉しいです。
 
 
西村明美
大正12年11月24日生まれ 92歳
昭和17年 明石師範を卒業、小学校の先生となる。結婚して子供が生まれ、小学校の先生をやめて農業をしながら謡曲、茶道、詩吟の師範をとり教えていました。
平成2年(67歳)脳梗塞で右半身マヒ、以来リハビリに励む。
平成12年(77歳)主人(83歳)が永眠する。
平成18年(82歳)主人 7回忌法要。
平成19年(84歳)『おばあちゃんのまん画かん』を創刊、現在に至る。
 

~おばあちゃんのまん画かん の装幀~

 
AB判オールカラーのまんが作品集である。こういう仕事だと、
ついファンシィな用紙など使ってみたくなるけれど、
あくまでも主役はまんがなのだから、
装幀はその邪魔にならないよう、抑えめにしようと心がけた。
 

 
カバーをニューVマット46/135kgにしてマットPPを貼った。
帯は逆にテカテカした感じにして対照させようと思い、
ルミナカラー ひまわり ハトロン判113.5kgを使用。
帯の背にはあえて何も文字を入れなかった。
 

 
目次はカバーのそでの部分にかなりスペースがあったのでそこへ持ってきた。
フォントは秀英明朝系で統一。ノンブルはAdobe Garamond Proをオールドスタイルで。
 

 
本文も、章ごとのトビラも作らず柱をつけただけなので、
ページ数が節約でき、総数120ページに収まった。
それができたのは作品自体が雄弁で余計な装飾が必要ないからだ。
 

 
表紙はレザック66 ミント 46/215kgにワンポイントのイラストをスミ1色刷。
 
本トビラは本文と共紙。タイトルを左横に持ってきて和装本の題簽っぽくしてみた。
見返しのタントN-59 46/100kgも、表紙も、帯も、これと色を合わせている。
 
本文の中で「まん画かん」「まんが館」と表記が揺れているので、
どちらをも生かすべく、カバーの背には「まんが館」のほうを採用。
 
奥付までカラーにしてみた。
本文用紙は嵩高微塗工紙の代名詞と言われる
b7のナチュラル A/63kgを印刷会社さんにご提案頂き採用。
 
(kanagawa拝)